仕事の関係上、どうしても戸籍についての
知識を深める必要がありこの本を購入しました。
相続についての基礎知識や、戸籍の種類等の
知識を確実に深めていけます。
それでは本の内容を紹介していきます。
『戸籍の読み方・調べ方』の本情報
著者『小林直人』さん他3名について
要点1:戸籍に記載される事項
戸籍には人間のサイクルを追って「出生」「結婚・離婚」
「子の誕生」「死亡」といった事項を登録します。
戸籍は何のために必要なのか?
この本では「相続人を確定するため」と分かりやすく説明しています。
相続に知識や戸籍の種類や記載事項の
基礎的な部分をしっかりと学び、細かな枝葉を
増やしていけば必ず実務に役立ちます。
要点2:戸籍の種類
大きく分けて戸籍には2つの改正原があります。
民法が変わり戸籍の様式や記載内容が改められています。
「昭和改正原戸籍」・・・戦後に新憲法の制定に伴い民法も
改められたため、これまでの家単位(一族全員が記載)から
「一の夫婦と同氏の未婚の子」が単位となりました。
しかし、戦後の混乱期であったため十数年かけて改正が行われました。
「平成改正原戸籍」・・・コンピュータ化され
名称も次のように変わりました。
戸籍謄本(戸籍全員分が記載)→全部事項証明書
戸籍抄本(特定の人だけ記載)→部分事項証明書
これが大きな特徴です。
要点3:法定相続人、相続分について
相続する手続きで一番重要なのが
誰が(法定相続人)どれだけ(相続分)
相続するのかでしょう。
典型的な相続割合は上の図のように
妻と子がいる場合です。
配偶者(夫・妻)はいついかなる時も相続する権利があります。
またこの場合の持ち分割合は
妻1/2、子1/2となります。
子が複数いる場合は1/2からさらに人数分で分けます。
3人こどもがいればこども1人分は
1/2✕1/3で1/6となります。
この基本をまず覚えましょう。
それから、こどもがいなくて被相続人の親がいる場合など
少しずつパターンを覚えていくといいでしょう。
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